

過去の歴史を学んで終わりじゃない ―
被爆体験を次の世代に繋げるしくみ
- 平和問題
- 日本
課題の背景
被爆体験を継承する基盤が
いま、大きく揺らいでいる
広島と長崎に原爆が投下されてから80年が経過する今、
被爆者の平均年齢は85歳を超えています。
二度と同じような過ちを 繰り返さないように、被爆者を自らの経験を語り継いできました。
そして、その継承の多くは学校現場における平和学習を通して行われてきましたが、
被爆者の高齢化が進む今、被爆体験の継承と平和学習のあり方が問われています。
本質的な原因
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当事者に頼らざるを
得ない構造語り部活動の約8割が被爆者本人によるもの。後継者不足により、継承の担い手が広がっていません。
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教員の知識不足と
不安感平和学習の担当教員の7割が、自身の知識不足などを理由に実施に不安を感じています。
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継承活動が
次に繋がらないリアルな体験に触れるだけで終わる学習が多く、生徒の関心や行動意欲につながらず、継承が続きません。
解決の仕組み

多声的アーカイブの構築
生徒自らが関心や行動意欲を育むことができるような実践型の学習機会を提供します

カスタマイズできる教材
学校や学年によって異なる生徒の関心度合いや、学習の進捗に合わせて、適したカリキュラムをご提案します。

若手の実践者との出会い
生徒と比較的に年齢が近く、社会課題の解決のために実際にアクションを起こしている人と出会うことで、より具体的に課題について考えられる環境を作ります。



2030年
ソーシャルインパクト測定
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プログラムに参加した生徒の人数
被爆体験がどれだけ次世代に届いているかを 記録し、継承の手応えを追いかけます。
26 世帯2025年目標 4000人
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平和学習後の行動意向
被爆体験を次世代に繋ぐ原動力となる行動意欲の変化を 可視化するため、学習後の意向を測定します。
平均 80 %以上2025年目標 75%以上
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プログラム導入学校数
平和学習の広がりを把握することで、継続実施の 基盤づくりに役立てています。
6 校2025年目標 20校

実は自分にもできることがあると知った
日常生活の中で、核問題に触れる機会はほとんどなく、自分には関係のない遠い話のように感じていました。でも、実際には自分にもできることがたくさんあると知り、驚きました。知らなかっただけで、行動の選択肢は思っていたよりも身近にある。だからこそ、これからは自分に何ができるのかをしっかり考え、少しずつでも行動に移していきたいと思いました。
高校2年生・女性

「自分で考え、動き出せるようになりたい」という決意
授業でのディスカッションを通して、変えたいと思うことが多く見つかりました。でも思っているだけでは変わらないので、自分に何ができるかを考え、行動できるようになりたいと思いました。核兵器の問題が、人権や防衛だけでなく、ジェンダーや環境とも関わっていることを初めて知りました
高校2年生・女性

行動する人が増えるには、環境づくりも必要
核問題のような難しい課題に対し、自分たちの考えを押し付けず、他の意見も尊重する姿勢が印象的でした。動くだけでなく、動く人・知る人・考える人を増やす環境づくりも重要だと思います。今後はもっと学び、自分の考えを深めて行動してみたいです。社会活動を続けていく仕組みにも関心があります。
高校2年生・女性
FELLOW
プロジェクトを率いる
リードフェロー

私は幼い頃から「どうして核兵器は無くならないんだろう?」と不思議に思っていました。成長して色々と学ぶうちに核兵器をなくすことがいかに難しいことであるかを理解しましたが、それは核兵器をなくさなくてもいい理由にはならないと思いました。これまで被爆者の方々が懸命に続けてきた平和活動は、この世界に必要です。私たちの世代で再び核兵器の被害を受ける人が出ないように、そして核兵器のない世界が実現できるように、ぜひご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
マンスリーサポーター
になって
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皆さまからのご寄付は、プロジェクトの前進に欠かせない大切な力です。いただいたご支援は、
目的に応じて大切に活用し、進捗や成果についても、誠実にご報告させていただきます。
一人ひとりの想いを無駄にしないために。感謝を力に、着実にかたちにしていきます。
サポーター特典
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共有会にご招待します
感謝の気持ちを込めて、活動の進捗や裏側を直接お伝えする共有会を開催します
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報告会を開催します
ご支援いただいた皆様には、報告会を定期的に開催しプロジェクトの結果や進捗を報告いたします
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